出産メモ
2012年7月12日 [産前産後奮闘記]
初めての出産。
それは全てが私の思い描いていたものと違っていました。
思い描いていたもの
「分娩台で痛みに耐えながら産む私。そして赤子との対面に涙。」
実際は・・・
分娩台まで辿りつけねぇ(゚д゚;)!!!
誰も私に教えてくれませんでした。
陣痛の痛みに耐えながら階段を上り下りしたり スクワットをしたり、お風呂に入ったりするなんて
入院から12時間経っても陣痛感覚は3分より短くならず。
担当の助産師さんが夜勤の人に交代になる時に心が折れて号泣。
助産師さんに「思いきり泣くことは陣痛促進に良いことです☆」と励まされる。
もはや助産師さんの「いきみを逃すのがすごく上手!!」という
絶賛に全く心動かされず。
夜中の3時に3分間隔の陣痛の合間にスクワットを100回くらいトライ。
あまりの痛さに、10分に一度くらいナースコール。
痛みと酸欠で朦朧とし
「ホイットニーのアルバム買わないと・・・」と意味不明なことを呟き始める。
※夫が危険を感じて窓を開けた。
しかし、子宮がむくんで一時要休息。
陣痛があるので休息どころではないがとりあえず横になる。
休憩中(深夜)、窓の外からまさに分娩中の妊婦の雄叫びが・・・
震える。
結局朝になっても陣痛進まず。
助産師さんの口から「お風呂に入りましょう!」とのまさかの一言に
耳を疑いました。
そしてまた日勤の人に交代する助産師さん。
最終的に微弱陣痛ということで(微弱のレベルの痛さではない)
促進剤を打つことに。
促進剤という言葉はまさに天から降りてきた一本のクモの糸であった。
促進剤のおかげであっという間に34時間近く夢見た分娩台へ。
生まれた時、私は生まれて初めて目から涙ではなく汗を流しました。
赤ちゃんを見た第一声は「ははは、血まみれだ」でした。
無事に生まれてきてくれて本当によかった。
そして、2日間仕事を休んでずっと立ち合いをしてくれた夫。
立ち合い出産をするか迷っていたのですが一緒に居てくれて
本当に良かったです。
私一人では絶対に乗り越えられなかった・・・
もはや恥かしいとかそういうレベルではなかったのであった・・・
感謝とともに夫を労わろうと思ったのでした。